2021/09/12 13:26




アンティークを買う際には、偽物をつかまされるリスクは常に付きまといます。


これはアンティークコイン・モダンコインも例外ではありません。


ですので、投資家やコレクターがコインを購入する場合、鑑定機関によって鑑定されたスラブ入りのコイン以外は購入対象にするべきではありません。


裸コインの実に9割は傷物か偽物、またはクリーニング済みのコインだと言われています。


クリーニング済みのコインは見た目はきれいに見えますが、鑑定に出すと明白にクリーニング済みだとわかるので極端に価値は落ちてしまいます。


コイン投資、コイン収集には必ずNGC社かPCGS社の鑑定済みコインを買うようにしましょう。





しかしスラブ入りの鑑定済みコインなら100%安心かと言われればそういうわけでもありません。


ここ数日ちょっとネットで話題になっているようですが、ヤフオクでスラブ入りの偽物コインが多量に出品されていたそうです。


私も該当のコインの画像を見ましたが、素人なら騙されてしまうかもしれません。


私たちのように普段からコインを扱っている者なら一目で怪しいと感じるレベルですが、入札が何件も入っているものも結構ありました。


少なくとも評価がまだゼロの出品者の商品はより慎重にチェックした方がいいと思います。





ただ、価格が数万円程度の鑑定済みコインに偽物はまずありませんのでご安心ください。


わざわざ偽物コインをスラブに入れて本物らしく見せるためにはそれなりのコストがかかります。


数万円程度の価格ではコストに合わないので偽物を作る意味がないからです。


ですのでコイン投資初心者が最初に数万円程度のコインを買うといった場合なら、偽物を心配する必要はほぼありませんのでご安心ください。